上機嫌
昨日のブログで少し触れた斎藤一人さんの本を読みました。
タイトルは、「すべてがうまくいく上機嫌の魔法」です。
1時間もあればさらっと読める分量です。
この本を要約すると以下の感じです。
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- 上機嫌の人にだけ奇跡が起きる。斎藤一人さんもイヤなことなんで山ほどあるが、自分の意思で上機嫌の方向に持っていってる。
- 不機嫌は感情のままに生きている結果。それに対して上機嫌は自分の意思。
- 斎藤一人さんは、ずっと昔からどんなことがあっても上機嫌でいるということを心掛けている、
- 上機嫌にならない限り幸せにはなれない。
- 幸せとはどんな状況でも、どんなことが起きても自分が幸せだと思っているかどうか。
- 威張っている人は不機嫌。いつもイライラしており、自分はの心が満たされていない。自分より弱い人にいばることでその人からエネルギーを奪い、自己重要感をうめようとする。
- 自分の中のエネルギーが足りなくなったら、自分で自分を褒めればいい。
- 楽しいから笑顔になるんじゃない、楽しくなりたいから笑顔にするんです。
- 礼儀と微笑みを絶やさない人は幸せになる。
- 心配そうな顔、人を睨みつけるような態度とか、人を不快にさせるような態度を取りながら幸せにははなれない。
- 自分のことばかりで、周りの人の気持ち、心に気が回らない、それは礼儀違反。
- イヤなことがあったからと、みんなが楽しくしている場でそれを話すのも礼儀違反。
- ささいなことでも幸せだと思って感謝して、「今日最高ですね」って言ってると、最高の幸せがまた次に来る。
- ありもしないことを想像するのはやめましょう。不幸というのは考えれば考えるほど、どんなことでも想定できる。
- 自分の今の状況や、今自分に起こっていること、なんでも「幸せ、幸せ」と言っていれば、最高に幸せになる。日本に生まれただけで幸せなんです。
- 幸せがあるのに、「不幸だ、不幸だ」って言ってると、ろくでもないことを引き寄せる。
- 不幸なことを考えそうになったら、なんでもいいから笑えることを考えるようにするとか。
- 不機嫌な人は心の中に焦りがある。そういう人は知らないうちに、人と何かを常に比べて、ここの中で自信を無くしている。
- 仕事が欲しければとびきり上機嫌でいる。上機嫌でいると、かならず押し上げてくれる人が出てくる。出世というのは人に押し上げられるもの。同僚の心を明るくするような言葉を話して、自分にいいアイディアが出たら、惜しみなく周りの人に教えてあげる。
- 実務能力が高くても不機嫌な態度を取っている人は周りが敵だらけ。
- 自分が不幸だと思っている人は人を幸せにはできない。だからまず自分が幸せになること。
- 不幸な人は不幸そうな顔をしている、不幸なことを言う。不幸な人が「誰かに助けてほしい」と思っても、助かることはない。逆に「困っている人を助けたい」と思ったときに、困った状態から抜けられる。
- 感情のままに生きていれば、上機嫌の日など年に1日しかない、幸せになりたかったらまず自分が「上機嫌」でいるべき。不幸な出来事が起きてもそれを全て上機嫌に変えるべき。
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集約すると、良い人生にしたければまず身近な幸せに気付くべき、もしくはイヤなことがあっても幸せを感じる方向に転換しろ、そして常に上機嫌たれ。不機嫌は悪い結果しか招かない、という感じでしょうか。
以前読んだ、フランス人哲学者アランが書いた「幸福論」という書籍にも同じような章がありました。これは1925年前後に書かれたものですが、上機嫌でいることはやはり自らの意思に基づくものであり、上機嫌いることで何でも解決できる、といった主旨です。
両者共に一言、ポジティブ心理といえばその通りです。
今の自分は正直にいって「不機嫌」に分類されてしまうでしょう。ただし、もちろん人生に常にそうであった訳ではありません。
そういう上がり目の時には上機嫌でいることは何ら難しくないのでしょうが、真価を問われるのは逆境の状況下、どこまで自らの強い意思で上機嫌を保てるか、なのでしょうね。
読んだだけでは意味が無いので、後は実践あるのみですね。
断酒も一週間になりました。